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産後ママのための栄養講座
第2部・栄養相談会
A1. 普段の食事から、たんぱく質+鉄分の多い栄養素、あるいはタンパク質+ビタミンCを心がけるようにすると、鉄分を効率よく摂取することができます。疲れやすいなといった軽い貧血には、その組み合わせを心がけてください。ただし、鉄欠乏性貧血と診断された場合は、食事だけで補うことはできません。医師と相談して、一時期でも鉄剤を服用されたほうがいいと思います。

よく鉄分を摂るには、ひじきやほうれん草を食べるようにと言われますが、ひじきやほうれん草の鉄分は、吸収率がたった5%以下なのです。そこで、主菜になる魚・肉・大豆といったたんぱく質と、鉄分が含まれているひじきやほうれん草を一緒に食べれば吸収率がアップします。それらは一緒に食べることが大事なのです。

また、ビタミンCも鉄の吸収を進めます。よくニラレバー炒めは貧血に良いと言われますが、ニラにはビタミンCが含まれていますし、たんぱく質でもあるレバーは鉄の宝庫です。なので、これは大変理に適った食べ方なのです。
A2. お母様から赤ちゃんへお乳を通して栄養が送られています。ですから、普段カルシウムが不足していると、お母様のカルシウム量はさらに不足してしまいます。なので、カルシウムは積極的に摂っていただきたいと思います。カルシウムを含む食品の中でも、吸収率が断トツに良いのが乳製品で、20%~30%の吸収率があります。魚などは17~18%で、植物性になるともっと下がってしまいます。

しかも鉄の吸収と同様、カルシウムを吸収する時にもたんぱく質が必要です。乳製品なら動物性タンパク質も含まれていますので、そこもクリアできます。ですから、毎日必要なカルシウムの半分は、乳製品300mlぐらいから摂っていただきたいと思っています。100ccの牛乳には110mgのカルシウムが入っていますから、牛乳をコップ1杯+ヨーグルトをカップ1杯ぐらいです。それを料理に使ったり、コーヒーや紅茶に入れたりして摂るのでもいいのです。
もしもお腹がゴロゴロしたら、ヨーグルトに替えて摂っていただけばと思います。コレステロールの問題を抱えている方なら、低脂肪の牛乳を利用してみてください。

また、カルシウムを吸収するには、ビタミンDも必要になります。魚によっては、魚50gを食べれば、1日分のビタミンDは充足できますので、乳製品とともに魚料理を摂れば、カルシウムが補えて、ビタミンDも不足しないことになります。カルシウムも鉄分同様、吸収率がとても低いものですから、毎日意識して積極的に摂るようにしていただきたいと思います。
A3. 離乳食の目的というのは、口からものを食べるという営みや、同じ時間に食べるというリズムを教育する期間でもあります。それに離乳の期間は、ミルクも一緒にあげているわけですから、 離乳食を食べないから栄養不足ではないかとか、考えなくてもいいでしょう。
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